父、失業する
2008年 12月 20日
私の家族には父の父の代から30年以上続けてきた副業みたいな仕事がある。1年の半分くらいだけ木~日と週末にその仕事はある。父も母もそして今は弟も、本業と掛け持ちでその仕事をやってきた。数日前、妹からのEメールでそれが2月いっぱいで終わりになると知らされた。私は知らなかったのだけれど、その仕事は毎年年末に契約更新されてずっと続いてきたらしいのだが、今回急にその更新がされなかったらしい。
私の父は書類上の経営者になっているのだが、数年前に脳梗塞の発作を起こして今はほとんど働けない。それでも弟が主に仕事をこなして、父もできるだけ手伝ってこれまで何とかやってきたのだ。
早速父に電話をすると、父はけっこうパニックになっていて「もし仕事が見つからへんかったら、首でもくくる」といつものように悲観的なことを言っていた。でも申し訳ないけれど、この不況の世情で父のように年寄りで体力も特別な資格もない人間が職を得るなんてまず不可能なことである。父には貯金もあまりないし、妻は他界しているし、母が無謀にも昔に買った土地の借金もあるうえ、年金生活できるほどの年齢でもない。おまけに3人の子供はみんなボヘミアン的性格で、妹以外に安定した仕事についている者はいない。パニックになるのも仕方がないのだ。
私も思わず動揺して励ますつもりつもりだったのについつい口調がきつくなってしまって、結局「もう俺のことはほっといてくれ!」と心を閉ざされてしまった。私たちが何とかするから心配しないでと言うつもりだったのに、あんまりにも悲観的で暗かったから、ついつい苛々してしまったのだ。むむむ、どうしよう。
親の借金のことで旦那に頼りたくもないし、私たち姉妹・兄弟でがんばるしかないな・・・と電話の後、旦那には口を閉ざしていたのだが(5分くらい)、興奮冷めやらず思わずなみだ目になってしまってすぐさま旦那に告白することに。
彼が言うには「親にはああしろ、こうしろ、とか言わない方がいいことが多いんだよ。」とのこと。
「そうではなくて、彼に必要なのは今の生活から少し解放されることだから、航空券を送って1ヶ月くらいNYに招待してリラックスさせてあげたら?」「今のところ僕の仕事は大丈夫だから、春になってぼうちゃんがまた働き始めたらそのお金を彼に送ればいいじゃない」
「解決策はいくらでもあるんだから」
・・・はい、いちいちその通りでございます。ううう
うちは私の母も旦那の両親も既に他界しているので、もうすぐ生まれる子供の祖父母というのは私の父しかいない。そして父にとっては初めての孫なのだ。ここは落ち着いてまずは元気な子供を生んで、それが親孝行となるのを祈るばかりである。
私の父は書類上の経営者になっているのだが、数年前に脳梗塞の発作を起こして今はほとんど働けない。それでも弟が主に仕事をこなして、父もできるだけ手伝ってこれまで何とかやってきたのだ。
早速父に電話をすると、父はけっこうパニックになっていて「もし仕事が見つからへんかったら、首でもくくる」といつものように悲観的なことを言っていた。でも申し訳ないけれど、この不況の世情で父のように年寄りで体力も特別な資格もない人間が職を得るなんてまず不可能なことである。父には貯金もあまりないし、妻は他界しているし、母が無謀にも昔に買った土地の借金もあるうえ、年金生活できるほどの年齢でもない。おまけに3人の子供はみんなボヘミアン的性格で、妹以外に安定した仕事についている者はいない。パニックになるのも仕方がないのだ。
私も思わず動揺して励ますつもりつもりだったのについつい口調がきつくなってしまって、結局「もう俺のことはほっといてくれ!」と心を閉ざされてしまった。私たちが何とかするから心配しないでと言うつもりだったのに、あんまりにも悲観的で暗かったから、ついつい苛々してしまったのだ。むむむ、どうしよう。
親の借金のことで旦那に頼りたくもないし、私たち姉妹・兄弟でがんばるしかないな・・・と電話の後、旦那には口を閉ざしていたのだが(5分くらい)、興奮冷めやらず思わずなみだ目になってしまってすぐさま旦那に告白することに。
彼が言うには「親にはああしろ、こうしろ、とか言わない方がいいことが多いんだよ。」とのこと。
「そうではなくて、彼に必要なのは今の生活から少し解放されることだから、航空券を送って1ヶ月くらいNYに招待してリラックスさせてあげたら?」「今のところ僕の仕事は大丈夫だから、春になってぼうちゃんがまた働き始めたらそのお金を彼に送ればいいじゃない」
「解決策はいくらでもあるんだから」
・・・はい、いちいちその通りでございます。ううう
うちは私の母も旦那の両親も既に他界しているので、もうすぐ生まれる子供の祖父母というのは私の父しかいない。そして父にとっては初めての孫なのだ。ここは落ち着いてまずは元気な子供を生んで、それが親孝行となるのを祈るばかりである。
by bonishijima
| 2008-12-20 14:22
| 日記